テナントクリニック
草間かほるクリニック
この計画は都心の雑居ビルの5・6階のメゾネットの住居をクリニックに作りかえる、
いわゆるコンバーションといわれるものです。
斜線制限を受ける部分に該当するため、梁や柱が不規則にあり、
天井高さも抑えられていたので、
空間を仕切る壁の仕上げ材を2.1メートルの高さで強引に切り替えて、
壁の下の横に縞模様の入った壁を梁と絡まないように見せることで、
構造と少し距離を置き、既存の構造による空間への影響をすくなくしながら、
少し自由に見えるように壁をつくりました。
アールのついた壁も自由を表現する手段として有効と考え、
外壁と接することのない壁はコーナーをアールにしました。
設計者の解説
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