良いクリニックとは、どのようなクリニックのことを言うのでしょうか。お医者さんや看護師、スタッフが気持ち良く働けることはもちろん、患者様にとって居心地良く診察を受けられるような環境を作ることが大切です。岡部克哉建築設計事務所では、環境を整えることで良いクリニックづくりのお手伝いをさせていただいています。クリニック開業時の設計監理を行う岡部克哉建築設計事務所のコンセプトについて詳しくご紹介します。

患者様がクリニックに求めること

Seeking in the clinic.

患者様は、具合が悪いときやケガをしたときにクリニックを訪れます。万全の状態ではないときに利用する場所だからこそ、クリニックは居心地の良い空間である必要があります。快適に過ごせるクリニックにするためには、患者様がクリニックに何を求めているのかを知ることが大切です。

良い医療

患者様がクリニックに求める要素のうちの一つ目に、「良い医療」があげられます。クリニックを開業すると、患者様に来院してもらわなければ経営を成功させることができません。新しい患者様に来てもらうことはもちろん、一度来ていただいた患者様に再度来てもらえるにはどうしたら良いかを考えてみましょう。患者様がもう一度同じクリニックに行こうと思ってもらうためには、患者様に満足していただく必要があります。

お医者さんが考える高度な医療、質の良い医療、適切な医療を提供できるのが開業医のメリットでもありますが、患者様本位の医療を意識することも大切です。患者様本位の医療とは、患者様一人一人の状態に配慮した上で、柔軟性を持って対応することです。

良いサービス

患者様がクリニックに求める要素の二つ目が、「良いサービス」です。患者様がクリニックを選ぶ際には、医療の質はもちろんのこと、サービスの質も見られています。クリニックの顔ともいえる受付の対応や電話応対、診察の際のお医者さんの説明や対応など。特に診察の際に患者様に対して説明を行うときには、医療に関する知識に差が出る部分でもあり、簡単な言葉で丁寧に話すことが大切です。

診察が日常的な業務であるお医者さんにとって、何度も聞かれたり何度も説明したりした内容を繰り返すとが多いはずです。しかしだからといって蔑ろにするのではなく患者様に寄り添うようにしましょう。病状を細かく聞いてほしい、簡潔に説明してほしい、分かりやすく教えてほしい、など患者様によって要望は異なりますが、丁寧に対応することがサ
ービスの質へとつながります。

良い環境

患者様がクリニックに求める要素の三つ目は、「良い環境」です。患者様に何度も来てもらえるようなクリニックにするためには、居心地の良い環境を作る必要があります。どれだけ医療の質やサービスの質が良かったとしても、居心地が悪ければもう一度行こうと思ってもらいにくくなってしまうためです。岡部克哉建築設計事務所では、「良い環境」を作ることで、クリニックを開業するお医者さんの手伝いをしております。良い環境を整えるためには、「美観」と「使い勝手」、「音熱環境」の三つに配慮することが大切です。

良い環境を整えるには

美観

使い勝手

音熱環境

美観

クリニックの外観や内装のデザインのことをいいます。戸建てのクリニックであれば外観をどのような形にするのか、内装にどのような色を使うのか、理想のクリニックをイメージしながら決めていきます。待合室のイスなどの家具、照明などにもこだわって、心が癒されるような空間をご提案させていただきます。

使い勝手

クリニックはお医者さんやスタッフが働く場でもありながら、患者様が訪れる空間でもあります。そのためスタッフと患者様それぞれにとって使い勝手の良い空間にする必要があります。クリニック内で人が動きやすいような通路の幅、イスの大きさ、トイレの清潔感などに注意が必要です。

音熱環境

文字通り音と熱に関する環境のことをいいます。患者様にとって、診察中のお医者さんとの会話を 他の患者様に聞かれたくないと感じる人が多いはず。そのため診察室と待合室の距離 を離したり、診察室の中で複数 の患者様が一緒になったりすることのないような配慮を行います。またクリニック内の温度管理も居心地の良さにつながるため、エアコンや換気扇の設置方法で対策が必要です。断熱や省エネをしながら、快適な音熱環境を作り出せるように心がけています。

私たちにできること

What we can do.

岡部克哉建築設計事務所は、クリニック開業時の設計監理を行っています。戸建てやテナントのクリニックのデザインを行うことで、「良い環境」を整えるお手伝いをさせていただきます。「良い環境」にするための三つの要素である、「美観」と「使い勝手」、「音熱環境」、それぞれについて私たちにできることをご紹介します。

素敵な美観にする

クリニックの開業はお医者さんの理想を実現 することができるタイミングなので、理想をデザインにも反映することができます。また患者様がどこのクリニックに行こうか検討 される際、見かけたことのある素敵な外観のクリニックが候補に上がることもあります。お医者さんの理想を実現 するためにも、新しい患者様を獲得 するためにも「素敵な美観」にすることは私たちにできることの一つだといえます。

使い勝手を良く

クリニックのデザインとは、美観をきれいにすることだけではありません。使い勝手の良い空間を作ることもデザインの一つです。クリニックの設計監理を行う岡部克哉建築設計事務所では、使い勝手の良い環境を整えるお手伝いをしています。

音熱環境を整備

良い環境を作る要素の一つである、音熱環境を整備することも私たちにできることの一つ。診察室の防音性やクリニック内の部屋の配置、エアコンや換気扇の配置を考えることで音熱環境を整備します。お医者さんやスタッフだけではなく患者様にとって居心地の良いクリニックを作るために、岡部克哉建築設計事務所では音熱環境の整備を心がけています。

他のクリニックとの差別化

Differentiate from other clinics.

患者様に選んでもらえるようなクリニックにするためには、他のクリニックとの差別化が重要です。他のクリニックとの差別化を図るために注目すべき項目についてご紹介します。

専門分野の特化

クリニックを開業するための準備の一つに開業場所の選定がありますが、このとき周辺 にあるクリニックの調査 を行う必要があります。近くに同じ診療科目のクリニックがないような場所を選ぶことが多いはずですが、競合を 避けるためにも専門分野を特化することで差別化を図ることができます。例えば「内科」とだけ標榜するのではなく、「胃腸 内科」や「呼吸器内科」「消化器内科」など専門分野を表記することで患者様に来ていただきやすくなります。

ニーズを捉える

開業場所によって患者様の層が異なるため、場所に応じたニーズを捉えることが大切です。例えば オフィス街にあるクリニックであれば、患者様の層は働いている人が多いはず。ビジネスマンがかかりやすいような病気の診療科目を選んだり、朝早い時間や夜遅い時間に診療を行ったりすることでニーズを捉えることができます。他にも同じ住宅街にあるクリニックであっても、若い子育て世代が多い住宅街か高齢の方が多い住宅街かによってもニーズは異なります。患者様の層を見極めた上でニーズを捉えることを意識するようにしましょう。

立地

開業場所を選ぶ際には、立地の良さも重要な ポイントとなります。都心部であれば駅から近い場所や大通りから見えやすい場所、郊外であれば車で行きやすい場所が好立 地だといえます。ターゲットとなる患者様の層に来てもらいやすいような立地を選ぶことが、他のクリニックとの差別化にもつながります。

ポテンシャルを活かす

クリニック開業の相談を受けていると、お医者さんのキャリアや開業予定場所にポテンシャルが潜んでいることがあります。ポテンシャルを分析することで、武器 になり得るポイントが分かり、ターゲットとなる患者様の層を見極めることができます。

施主様の視点で設計監理

クリニックの開業はお医者さんにとって人生最大のイベントといっても過言ではありません。日常的にクリニックの設計監理を行っていますが、人生最大のイベントのお手伝いをさせていただいているという気持ちを忘れず、施主様の 視点で考えることを意識しています。 自分がクリニックを作る立場であればどうだろうか、ということを考えながら設計監理にあたっています。岡部克哉建築設計事務所では、施主様と信頼関係を築きながら二人三脚でクリニックづくりを行ってまいります。

まとめ

Summary.

良いクリニックにするためには、「良い医療」、「良いサービス」、「良い環境」の三つの要素が揃う必要があります。岡部克哉建築設計事務所ではクリニック開業時の設計監理を行っており、良いクリニックを作るために「良い環境」を整えるお手伝いをさせていただいています。お医者さんやスタッフが働く場でありながら患者様が診察に訪れる空間でもあるクリニック、それぞれにとって居心地の良い環境を整えることが大切です。

クリニックのデザインと聞くと外観や内装をイメージする人が多いかもしれませんが、使い勝手や音熱環境を整備することもデザインの一つです。患者様にとって居心地の良い環境の中で、丁寧な対応をしながら患者様本位の医療を提供できるようなクリニックを作りたいお医者さんは、岡部克哉建築設計事務所にぜひご相談ください。