医院・クリニックの設計 ケーススタディ
消化器科実例
雑居ビルの2フロアを使ったメゾネット住宅をクリニックに用途変更した事例です。
下の階を診療で使い、上の階は医長室、医局などの裏方スペースとしています。建物の形状がL字形になっているので一辺のエリアを診療ゾーンとし、他の一辺のエリアをオペゾーンとし、その接点となるエリアを待合ゾーンとする少しユニークなレイアウトとしています。オペ日を設けたり、検査日を設けたりと、クリニックのプランニングとクリニック運用を効率よく組み合わせることで成立しているクリニックです。
01 上階からの配管をカバーして照明器具とした光の筒のある受付。開放的なつくりで患者様とスタッフの距離感を少なくし親しみやすさを作り出しています。
02 大腸検査の患者様用に4つのお手洗いを用意しました。木の模様の壁に囲まれた部分がお手洗いでプライバシーを確保するために便房を独立させました。
03 オペ室に隣接するリカバリー室。オペ室からの移動が最短で済むのでスタッフにも患者さんにも負担の少ないレイアウトとなっています。
04 清潔感のある診察室
05 機能性を優先したオペ室。内視鏡予備洗浄のための幅広のシンクを洗浄機横にレイアウト。
06 医療ゴミの設置スペース。医療器具をどこに収納するかなど細かく検討し製作した裏方の収納。