戸建てクリニック 中村医院 設計者の解説 宅盤が道路より0.8m程高かったので、3段の階段とスロープの2種類のアプローチをつくりました。スロープは植栽の廻りをグルリと回るレイアウトとなっています。 2つのベッドがある処置室はカーテンで空間を2つに分けられます。その1つずつに出入口を設けているので独立した使い方が出来ます。 外の緑が木製ブラインド越しに見える開放感のある待合室です。用途を想定して3種類の椅子を組み合わせています。 正面に見える風除室の自動ドアから待合室に入ってきます。受付カウンターは2ブロックでデザインして段差の上にバッグ類を置けるように配慮しました。 処置室のベッドが足りなくなるなど非常時にはベッドとしても使えるフラットなソファを中待合に置いています。壁面には凹凸の大きな素焼き調のタイルを使い、光と陰で空間にアクセントをつけました。 自然光が入る診察室です。清潔感とメンテナンスのしやすさから床材の色・柄・素材を決めています。ブラインドは耐久性と清掃性の点からウッドブラインドにしています。