テナントクリニック
わたらい歯科クリニック
設計者の解説
茶色を基調とした落ち着いた待合いゾーンと白いタイルで仕切られた診察室の対比が印象的。
絶妙な高さのパーティションにより、プライバシー確保と圧迫感のない室内の広がりが両立されています。
間仕切り壁を人の目の高さ程度に抑え、上部を開放することで診察室に広がりが生まれます。
白い壁につつまれた診察室の反対側の、柔らかく上品な茶色いベルベットの壁の奥には、X線室や水廻りが配置されています。
一部を斜めにする事で岩が動き出しそうなイメージのダイナミックな空間に仕上げられています。
「物を置くためのボリューム」や「目隠しのためのボリューム」というように、機能ごとに素材を変えた受付カウンター。
凹凸のあるタイル上に、ステンレス製の文字を浮かせ、立体感のあるサインに仕上げています。