新築からまだあまり月日が経っていないクリニックでしたが、道路拡幅工事の影響でエントランスが使えなくなってしまうという事で、エントランスと予防診察エリアを増築した案件です。

茶色の建物が増築部分。奥に見える白っぽい建物が既存クリニックです。
車椅子の方は、茶色の大きなスロープを移動してクリニックにアプローチします。

深い庇の下ははめ殺しの大きな開口部となっています。
庇の下は深さ１０センチ程度の水盤となっています。

予防診療部分は、カーブのついた壁で区切られてプライバシーを確保しています。
窓の外側にある水盤に反射した光が天井を照らします。

地面の下の森をイメージしたので、丸い絞りの柱がランダムに配置され、照明器具や、丸いトップライトも星座のように不規則に配置しました。

予防診察エリアにある総合受付も曲面でデザインして、診察ブースの局面のパーティションと統一感を持たせています。

予防診察エリアに浮かぶ局面のパーティションの中には、診察台の他に、ブラッシングコーナーがあります

トイレは心の鏡ですをモットーに、清潔感があり、心地よい感じのするトイレの設計を心がけています。