クリニック経営を成功させるための条件や分析すべき項目とは

勤務医として働いているお医者さんの中には、そのうちクリニックを開業したいと考えている人も多いかもしれません。クリニックの数はどんどん増えている一方で、1軒当たりの患者様の数は減っているといわれています。そこでクリニックを開業して経営を成功させるための条件や分析するべき項目、経営が成功するタイプについてご紹介します。クリニックの開業を検討している人はもちろん、現時点で経営を行っている人にとっても参考になるのではないでしょうか。

 

◼ クリニック経営が成功する条件

おしゃれなクリニック

クリニックを経営するためには医者としての技術も大切ですが、経営を成功させる条件を知っておく必要があります。一つ目に理念が明確であること、二つ目に地域に合ったニーズを捉えていること、三つ目に他のクリニックとの違いがあげられます。それぞれの条件についてご紹介します。

 

・理念が明確

クリニックを開業するときには、物件や設備の選定、スタッフの採用、資金計画など準備しなければならないことがたくさんあります。勤務医として働きながら準備を並行して行うこともあるかもしれませんが、準備の前段階として理念を明確にしておくことをおすすめします。

 

開業するにあたって必ずしも行わなければならない工程というわけではありませんが、経営を成功させるにあたって重要な条件だといえます。クリニックを開業する理由はお医者さんによって違うと思いますが、何のために開業するのか、どのような医療を提供したいのか、など動機を明らかにしてみてください。開業するクリニックの理念やコンセプトが明確になることでスタッフの行動規範にもなり、経営を成功させる近道となります。

 

・地域によるニーズとの一致

クリニックを開業する際にエリアや物件を決めるのに悩むという人も多いことでしょう。人が集まりやすいところやお医者さん自身の自宅から通いやすいところといった条件はもちろんですが、理念や強みを発揮できることも大切です。まずは開業するエリアの生活環境、ライフスタイル、将来性などを知った上で、エリアを絞るようにしましょう。エリアが決まったら、それらの情報を考慮して医療におけるニーズを捉えていく作業を行います。

 

例えばビジネス街であれば土日に診療を行っても患者様の来院は見込めませんし、郊外のベッドタウンなどでは平日の日中は都市部に働きに出ている人が多いため診療時間をずらす必要があります。ビジネス街では平日の午前中早い時間帯やお昼休みを狙うことで、仕事前や休憩中の来院が見込めます。郊外のベッドタウンでは出勤前である午前中の早い時間、終業後の夕方遅い時間に診療を行うことでニーズに応えることができます。診療時間だけではなく、住んでいる人の年齢層なども見て診療内容も考えるようにしましょう。

 

・他のクリニックとの差別化

開業するエリアが決まったら、周辺の地域にあるクリニックではどのような科目でどのような診療が行われているのか、診療時間や施設の情報などを確認するようにしましょう。競合である他のクリニックと診療時間をずらしたり診療内容を変えたりすることで、差別化を図ることができます。

 

診療内容でいうと、内科のクリニックを開業する場合診療科目を「内科」とだけ表記するよりも、専門医の資格があれば「呼吸器内科・内科」や「循環器内科・内科」といったように専門科目も表記することも差別化の方法の一つです。逆に専門科目だけを表記していると、風邪やインフルエンザの症状の患者様が来院しにくく感じられることもあります。どちらも表記することで差別化を図りつつ、たくさんの患者様にも来てもらえるかもしれません。

 

◼ 経営を成功させるための分析

落ち着いた雰囲気の受付

クリニックを開業して経営を成功させるための条件をご紹介しましたが、開業前に行えることばかりでした。開業後に見直しとして行うことももちろんできますが、開業後には成功させるために分析したい項目についても知っておきたいものです。患者様の動向や診療地域、診療単価や収益といった項目についてご紹介します。

 

・患者様の動向

クリニックの収益をアップさせるためには、患者様の動向を知っておくことが大切です。毎月どのくらいの患者様が確実に来院されているのか、通院の平均回数、再診率などの数値をまとめてみましょう。その際、人数だけではなく年齢層や保険種別なども細かく分析できるとより効果的な分析となります。

 

・診療地域

クリニックの周辺地域に関する分析も、収益をアップさせる上では欠かせない項目です。患者様がどのエリアから通院しているのか、その分布はどうなっているのか、なぜ来院してもらえているのか、などを把握しておきましょう。クリニックと近いエリアはもちろん、ここ数年の患者様の増加率、ターゲットとなる患者様がたくさん住んでいるエリアなど、診療地域に関する幅広い項目で分析を行ってみると良いでしょう。

 

・診療単価や収益

収益アップにつなげるためには診療単価の分析を忘れてはなりません。診療単価とは、患者様一人当たりの単価のことをいい、1ヶ月の売り上げを患者様の数で割ることで算出できます。診療単価が振るわない場合、その原因を突き止めることが必要です。行わなければならない検査を行っているかどうか、未請求のものはないか、など。逆に診療単価が高い月があった場合、どのような診療内容でその結果になったのか、などを細かく分析してみましょう。

 

◼ クリニック経営が成功するタイプ

プライベートを意識した受付

これからクリニックを開業しようと思っている人にとっては「開業して経営が成功するのだろうか」、現在クリニックを経営している人にとっては「このまま続けてうまくいくのだろうか」と気になることもあるはず。自分がクリニックの経営に成功するタイプであるかどうかを知るためにも、成功できるタイプの人間になるためにも、ぜひ参考にしてみてください。

 

・目標達成に向けて計画を立てられる

クリニックを開業するためには、決められた開業時期までに準備を進める必要があります。開業してからも毎月の集患数を達成できるかどうか、年間の売り上げを達成できるかどうか、など期間に応じて目標を建てることも多々あります。目標を建てるだけでは意味はないので、達成させるために計画性が必要です。当たり前のことのように思われるかもしれませんが、短いスパンでの目標を達成できなければ、長いスパンでの目標達成も難しく、成功につなげるのが難しくなってしまいます。1ヶ月、1年、など期間ごとに目標を設定して、達成できるようなスケジュールを組めているかどうかを自分自身に問うなど、計画性を意識するようにしましょう。

 

・責任感がある

勤務医と開業医の大きな違いとして、開業医は「経営者」としての側面も持ち合わせているという点があげられます。勤務医は何か問題やトラブルが起こったとき、上司と相談したり組織が責任を取ってくれたりすることもあるかもしれません。しかしクリニックを経営するということは、経営においても自分が責任を負う必要があるということです。診療内容や資金繰り、スタッフの対応など、多岐にわたる責任を負う覚悟を持てるかどうかを自分自身に問うてみましょう。

 

・人脈づくりが得意

クリニックを開業すると、地域との関わりが密接になったり、他の職種との人たちとの関わりが生まれたりすることがあります。そういったときに人との関わりを蔑ろにするのではなく、積極的に関わることができる力も重要です。これから開業しようと考えているお医者さんは、人とのコミュニケーションを取るよう意識したり、幅を広げたりするようにしてみると良いでしょう。

 

・好奇心旺盛

勤務医の場合は職場で医療に関する情報を知る機会はたくさんあります。しかしクリニックを開業すると、勤務医のときと比べて閉鎖的な環境になるので、情報が限られてしまいます。知ってくべき情報はたくさんあるため、好奇心旺盛で情報への意欲があることが大切です。

 

・人の意見を柔軟に聞ける

クリニックを経営するということは、全ての物事を決定しなければなりません。決断力に優れていることはもちろんですが、人の意見を柔軟に聞けることも大切な要素の一つです。看護師やスタッフから意見をもらったときに、「自分はそうは思わない」と聞き入れない態度ではなく、納得できるようなところがある内容であれば聞き入れるようにすることで快適な職場環境を作ることができることでしょう。

 

・寛容さや楽観的なところがある

クリニックの経営に関することを決断したり責任を取ったりしなければならないことも事実ですが、全てのことを完璧にしようと思うと職場が窮屈になってしまうこともあります。ある程度の寛容さや楽観的なところがあると、円滑に経営を進めていけるかもしれません。また経営がうまくいっていないときでも、一喜一憂していては成功が遠のいてしまいます。少しの失敗であれば前向きに捉えられるような楽観的なところがある方が成功することもあるかもしれません。

 

◼ まとめ

明るい待合室

クリニックを経営しようと思っている人、現在クリニックを経営している人、それぞれ「どうすれば経営が成功するのか」が気になることでしょう。経営を成功させるためには、開業前に理念を明確にした上で、地域に合ったニーズを捉え、他のクリニックとの差別化を図ることが大切です。経営していく上でうまくいかないと感じたときは、患者様の動向や診療地域、診療単価について分析してみると成功に近付くことでしょう。

 

岡部克哉建築設計事務所では、クリニックの設計や監理を行っています。患者様がクリニックに求める、「良い医療」「良いサービス」「良い環境」のうち「良い環境」を作ることを使命としています。見た目だけではなく使い勝手にもこだわった設計・監理を行っている岡田克哉建築設計事務所に、ぜひお気軽にご相談ください。

 

明るい色合いの待合室

2階が住居スペースでもある歯科医院

狭い土地を有効に活用した歯科医院

岡部克哉とは?

岡部克哉

□群馬県桐生市に生まれる
□てんびん座
□O型
□いわゆる右利き(利き目は左)
□妻・娘・小型犬2匹と暮らす

□岡部本人は、趣味としては、菜園・料理など食にかかわるものから、音楽鑑賞。
近年では体力維持や健康管理といった面からもヨガを習ったりしています。
それ以外にも、小輪径の自転車や、マニュアルの自動車、小型ヨットなど乗り物が好き
遊戯性のあるスポーツも好きで、ゴルフやテニスを楽しんでいます。

□日本大学卒業
日本大学大学院博士前期課程修了
東京芸術大学大学院修士課程修了
東京芸術大学大学院博士課程満期退学

□アトリエ系設計事務所勤務して修行
□1997年自らの設計事務所を設立

 

野口歯科医院

(株)岡部克哉建築設計事務所とは?

□設立 1997年
□代表取締役 岡部克哉
□得意分野
クリニック設計を中心に活動しています。またクリニック専門ではなく、あえてクリニックの設計を活動の中心に据えながら他の用途の建築設計にも携わっています。

業務内容

業務は設計と監理を中心にしながら、それにまつわる不動産からインテリアコーディネイトとその管理までを行う。
施工はその地域に根差した施工会社に依頼しますので、全国どこでも我々は設計監理を行う事が可能です。

施工について

工事の適正価格を探る為、複数の施工会社に見積もりを依頼する場合や、
最初から特定の施工会社を選定して、概算見積もりから本見積、工事をお願いすることもあります。
案件の特性にあわせて最適な進め方を検討し、柔軟に対応しています。

東京都港区に活動拠点

遠方の仕事もしやすいJR新橋駅近くに事務所を構える。

様々なワーキングスタイル

数名で活動している会社ですが、子育て真っ最中のスタッフが3人います。
2人は女性で、1人は男性です。
子育てか、仕事かの二者択一を迫られる時代もありましたが、昨今は少し時代の流れも変わってきています。
弊社でも子育てと仕事を両立出来るように、その人にあった勤務時間や、日によっては在宅での勤務なども取り入れて、弊社なりの素敵な働き方の模索をしながら活動しています。

 

岡部事務所のミッションとは?

良い設計をして素敵な建物を作る事の効果を最大限高める事、これを突き詰めていきたいと思っています。

素敵な建物が出来れば、それを所有する方の所有欲も満たされますし、
それを使う人も、大切に建物を使おうとしたり、こんな素敵な建物で働いている自分にプライドを持てたり。
また、素敵な建物で治療を受けることで満足感を高めてくれる患者さんも現れます。
建物とそこで行われる診療などの行為がシンクロして、素敵な物事の始まりが沢山うまれる事を願っています。

 

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